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​オンライン研究会

様々なスケールの衝突流による誘発的星形成

~大質量星から超大質量星団まで~

Online (聴講のみの受付は研究会最終日まで)
07-09 July 2021

NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration

​本研究会について

​開催趣旨

宇宙において超音速衝突は根源的かつ本質的な物理現象である。たとえば原子ガス流の衝突は分子雲形成を促し、分子雲衝突は大質量星形成を、相互作用銀河では爆発的星形成をトリガーする。このように、短期間に効率良くガスを圧縮する衝突プロセスは、宇宙の様々な年代・スケールで重要な役割を担っていると考えられている。

 

衝突流の研究における日本チームの貢献は大きい。分子雲衝突の研究においては、Habe & Ohta (1992) で示された基本的な衝突モデルは広く認知されており銀河系内・系外の様々な観測結果を説明する。Hasegawa et al. (1994) は初めて分子雲衝突の観測的証拠を発見し、系内最大級のミニスターバースト領域Sgr B2の星形成を説明した。また、近年、観測技術の進歩により天の川銀河をはじめとする近傍銀河の原子/分子ガスの全貌が高い空間ダイナミックレンジで明らかにされたことで分子雲衝突によりトリガーされたと考えられる大質量星形成領域が数多く見つかり、最近10年間で日本チームだけで50編以上の論文が出版されている。さらに、Fukui et al.(2021) は、これまでの分子雲衝突に関する理論的・観測的研究のレビューを行ったことで世界的に注目を集めている。


このように超音速衝突は、銀河進化と星形成を有機的に接続させる一つの鍵として注目されつつある。そこで、本研究会では、様々なスケールの衝突流とそれによって引き起こされる星形成や化学進化に関する知識を集約し銀河進化に関する研究を幅広く俯瞰することで、今後のこの分野の研究展開について広く議論する。

​世話人

井上剛志(名古屋大学)、榎谷玲依(慶應義塾大学)、大西利和(大阪府立大学)、千葉柾司(東北大学)、徳田一起(大阪府立大学/国立天文台)、羽部朝男(北海道大学)、原田ななせ(国立天文台)、福井康雄(名古屋大学)、藤本裕輔(カーネギー研究所)、山田麟(名古屋大学)

The Conference

​Sessions

銀河から分子雲コアまでスケールの大きい順に3つのセッションを開催します

​相互作用銀河 (銀河スケール)

07 July 

Invited Talks

榎谷玲依 (慶應義塾大学)

斎藤貴之 (神戸大学)

金子紘之 (上越教育大学/国立天文台)

ALEX PETTITT (北海道大学)

植田準子 (国立天文台)

千葉柾司 (東北大学)

​誘発的星形成 (分子雲スケール)

08 July 

Invited Talks

井上剛志 (名古屋大学)

島尻 芳人 (国立天文台)

大質量分子雲コアから大質量原始星へ

09 July 

Invited Talks

町田正博 (九州大学)

田中圭 (コロラド大学)

樋口あや (東京電機大学)

​大向一行 (東北大学)​

福島肇 (筑波大学)

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